インフルエンザや新型コロナのウイルスが脳の異常タンパク質に影響か
インフルエンザや新型コロナウイルスが、パーキンソン病に関係するタンパク質の変化に影響する可能性が、インドの研究で明らかになりました。研究成果は科学誌「Cell Reports」に掲載されました。
インドの細胞分子生物学センター(CCMB)の研究チームは、ウイルスの遺伝情報であるRNAと、神経細胞に存在する「αシヌクレイン」の関係を調べました。このタンパク質は、異常な塊になるとパーキンソン病の特徴的な変化の一つとなります。
研究では、ウイルスのRNAが特殊な立体構造をつくると、αシヌクレインが集まりやすくなることが示されました。一方、細胞内の「DDX39A」というタンパク質には、その構造をほどき、ウイルスの増殖と異常な塊の形成を抑える働きがあることも分かりました。
今回の発見は、感染と神経細胞の変化を結びつける仕組みを理解する手がかりになります。ただし、インフルエンザや新型コロナに感染するとパーキンソン病になる、という意味ではありません。感染歴から個人の発症リスクを判断することもできません。
研究チームは、こうした変化が長期間にわたってどのような影響を及ぼすか調べています。将来、細胞が本来持つ防御機能を生かした治療研究につながる可能性があります。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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