歩く・筋トレで脳を育てる 運動と記憶力の研究に注目
定期的な運動が、加齢に伴う脳の変化を抑え、認知機能を支える可能性が研究で示されています。55~80歳の高齢者120人を対象にした無作為化試験では、1年間の有酸素ウォーキングを続けたグループで、記憶に関わる前部海馬の体積が平均約2%増加しました。さらに、65~75歳の女性155人を調べた別の試験では、週1回または週2回の筋力トレーニングを1年間続けたグループで、計画や判断、注意の切り替えなどに関わる実行機能が改善しました。毎日激しい運動をするのではなく、継続することの重要性が示されています。
運動はパーキンソン病の生活管理でも重要ですが、今回紹介された研究はパーキンソン病患者を対象としたものではなく、同じ脳の変化が起こると断定することはできません。それでも、ウォーキングなどの有酸素運動や筋力トレーニングは、体力や移動能力を保つうえでも役立つ習慣です。大切なのは無理に強度を上げず、睡眠や休息も確保しながら続けることです。転倒しやすい、すくみ足がある、姿勢が不安定といった場合は、主治医や理学療法士に相談し、安全な運動方法や負荷を選びましょう。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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