血液中の特殊なコレステロールが言語機能の低下と関連か
血液中に含まれる特殊なコレステロールが、言葉を理解したり話したりする脳の働きと関係している可能性が、台湾の研究で示されました。研究成果は科学誌「GeroScience」に掲載されました。
台湾の高雄医学大学などの研究チームは、軽度認知障害のある22人と、認知機能が正常な30人を調査しました。血液中の「L5」という特殊な悪玉コレステロールの割合を測定し、MRIを使って言語に関係する脳の領域間の連携を調べました。
その結果、軽度認知障害の人では、言語に関わる脳の領域同士の連携が弱くなっていました。また、L5の割合が高い人ほど、一部の脳の連携が弱い傾向も確認されました。
L5は、一般的な悪玉コレステロールとは性質が異なり、血管への負担や炎症との関係が研究されている物質です。今回の結果は、血液中の物質から脳の変化を捉える新たな手がかりになる可能性があります。
ただし、調査人数は少なく、L5が認知機能の低下を引き起こすと証明されたわけではありません。血液検査による早期診断や予防法として利用するには、さらに研究が必要です。
今回の研究はパーキンソン病を直接調べたものではありませんが、加齢に伴う認知機能の変化を理解するうえで参考になる話題です。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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