レボドパによる不随意運動を抑える新薬候補 2027年に臨床試験へ
オーストラリアに本社を置く新会社メンタラ・セラピューティクスが、パーキンソン病の薬による不随意運動を抑える新薬候補「MTA-304」の開発を進めると発表しました。2027年前半に第2相臨床試験を始める計画です。
パーキンソン病の治療で広く使われるレボドパは、動きにくさなどを改善する重要な薬です。一方、長く使ううちに、体が自分の意思とは関係なく動く「ジスキネジア」が現れる場合があります。
MTA-304は、脳の運動調節に関わる「PDE10A」という酵素の働きを抑える薬です。会社によると、サルを使った実験では、レボドパの効果を弱めずに不随意運動を約40%減らしました。また、86人が参加した第1相試験では、安全性や忍容性について良好な結果が得られたとしています。
ただし、40%という数字は動物実験の結果であり、患者に同じ効果が出るとは限りません。今後の第2相試験で、実際に症状が改善するか、安全に使用できるかを確かめる必要があります。
ジスキネジアが軽減できれば、日常生活での動きやすさを保ちながら、レボドパによる治療を続ける選択肢が広がる可能性があります。新しい薬が使えるようになるまでには、さらに臨床試験と承認審査が必要です。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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