パーキンソン病の男女差を解明へ 米国でiPS細胞研究が始動
パーキンソン病が女性と男性で異なる症状や進行の仕方を示す理由を解明するため、米国で新たな共同研究が進められています。研究を行うのは、医薬品開発を支援するCritical Path Instituteとアリゾナ大学です。
研究を率いるのは、ラリサ・マダバン(Lalitha Madhavan)教授です。患者から作製されたiPS細胞を脳の神経細胞に育て、女性と男性の細胞を比較します。細胞の働きやたんぱく質、電気的な活動を詳しく調べる計画です。
パーキンソン病は、男性の発症リスクが女性の約1.5〜2倍とされています。一方、女性では診断までの期間や運動以外の症状などに違いが報告されています。しかし、その背景にある生物学的な仕組みは十分に分かっていません。
これまでの研究では、女性が臨床試験などに十分参加できていないことも課題でした。男女の違いを細胞レベルで理解できれば、症状の現れ方や薬の効き方を、より詳しく調べる手がかりになります。
将来的には、性別による特徴も考慮した治療法の開発や臨床試験の改善につながる可能性があります。ただし、今回の研究は新しい治療効果を確認するものではありません。研究は2028年6月まで続く予定で、今後の成果が注目されます。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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