歩くだけで発電するAI靴 パーキンソン病の歩行観察に期待
歩くだけで発電し、その電力でAIによる歩行解析まで行うスマートシューズの試作機が開発されました。米Rutgers Universityなどの研究チームがScience Advancesで報告したシステムで、靴底に歩行時の圧力や摩擦を電気へ変換する仕組みを搭載しています。電力を効率よく利用する回路により、実験ではゆっくり歩いた場合でもシステムを動かせました。加速度センサーで足の動きを測り、靴に内蔵したAIが15秒間のデータを解析します。
試作機は、ゆっくり歩く、速く歩く、走る、階段を上るという動作を95.4%の精度で分類しました。データを外部サーバーへ送り続けず、靴の中で処理する「エッジAI」を使うことで、消費電力も抑えています。
歩く速さや歩幅、リズム、バランスなどの「歩行」は、パーキンソン病の状態を知るうえでも重要な情報です。診察室での短時間の歩行評価だけでなく、日常生活で長期間記録できれば、普段の状態や時間による変化を捉える手助けになる可能性があります。特に充電の負担を減らせる技術は、ウェアラブル機器を継続して使ううえで大きな利点です。ただし、今回示されたのは主に技術としての性能であり、パーキンソン病の進行や転倒を実際に予測できることが確認されたわけではありません。今後は患者を対象とした臨床試験での検証が必要です。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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