神経の「つながり」を再建へ パーキンソン病新薬開発が前進
慶應義塾大学ヒト生物学-微生物叢-量子計算研究センター(WPI-Bio2Q)の柚崎通介特任教授が進めるパーキンソン病治療薬の研究開発が、科学技術振興機構(JST)の「D-Global」に採択されました。研究課題は、ドーパミンの神経回路を再建し、運動機能の回復と病気の進行抑制を目指すものです。
研究では、神経細胞同士のつながりを作る分子「シナプスコネクター」を利用し、神経回路の配線を修復することを目指します。実現すれば、運動症状を和らげるだけでなく、病気そのものの進行を抑える治療につながる可能性があります。慶應義塾大学は事業計画や資金調達、知財・特許、製薬会社との連携などを支援し、研究成果の社会実装を後押ししています。
患者さんやご家族にとって注目したいのは、「失われた神経の働きを補う」だけでなく、「神経細胞同士のつながりを再び築く」という発想です。一方、今回の発表は新薬の承認や患者さんでの有効性を示したものではなく、研究成果を治療へつなげる開発・事業化の段階です。今後、安全性や有効性を確かめる研究がどのように進み、実際の治療へ結び付くかを慎重に見ていく必要があります。新しい治療選択肢を目指す国内研究の進展として、今後が注目されます。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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