PSPと生きるリンダ・ロンシュタット 最後期の作品を再発
米国の歌手リンダ・ロンシュタット(Linda Ronstadt)が、アン・サヴォイ(Ann Savoy)と制作した2006年のアルバム「Adieu False Heart」が、発売20周年を記念して再発されることになりました。CDに加え、初めてアナログ盤でも発売されます。ロンシュタットは2011年に事実上アーティスト活動から退き、その後、進行性核上性麻痺(PSP)を患い、現在は歌うことが難しい状態であることを公表しています。今回再発される作品は、2人の友情から生まれ、グラミー賞にもノミネートされました。
PSPは、脳の特定の領域の神経細胞が徐々に失われることで、転びやすさ、動作の遅さ、筋肉のこわばり、眼球運動の障害などが現れる神経変性疾患です。動作の遅さや姿勢・歩行の問題など、パーキンソン病と共通する症状があるため、特に初期には区別が難しい場合がありますが、パーキンソン病とは異なる病気です。
今回の記事は治療研究ではなく音楽作品のニュースですが、神経変性疾患によって以前と同じ活動が難しくなっても、それまでに築いた仕事や作品、人とのつながりが失われるわけではないことを感じさせます。病気の診断名だけでその人を捉えるのではなく、これまで大切にしてきたことや、その人らしさにも目を向けることは、患者さんや家族にとっても大切な視点です。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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