パーキンソン病の幹細胞治療研究 韓国ファイザー医学賞に
韓国の「第24回ファイザー医学賞」で、延世大学医学部のキム・ドンウク(Kim Dong-wook)教授がトランスレーショナル医学賞に選ばれました。評価されたのは、胚性幹細胞を利用したパーキンソン病の細胞治療を基礎研究から臨床段階まで進めた成果です。キム教授は、幹細胞を高い効率で神経細胞へ変える分化技術に加え、移植後の腫瘍発生リスクを抑えるための技術も開発しました。
この技術を基に、胚性幹細胞から作製したドーパミン神経細胞をパーキンソン病患者へ移植する臨床試験を実施しました。記事によると、移植後に重大な安全性上の問題は確認されず、運動機能や日常生活能力の改善もみられ、研究成果は国際学術誌Cellに掲載されています。
パーキンソン病では、失われたドーパミン神経細胞を新しい細胞で補う「細胞置換療法」が世界各地で研究されています。日本でもiPS細胞由来の細胞を使った治療の実用化が進んでおり、細胞の種類や製造方法は異なるものの、神経回路の機能を取り戻すことを目指す点は共通しています。一方、少人数の臨床試験で改善がみられたことだけで治療効果が確立したとは判断できません。より多くの患者での検証や長期間の経過観察を通じて、安全性と効果がどこまで持続するかを確かめることが重要です。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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