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腸内細菌から新治療へ パーキンソン病研究企業が3億円調達

腸内細菌の研究成果を医療や創薬につなげるメタジェンセラピューティクス株式会社が、3億円を調達したと発表しました。累計調達額は71.4億円となります。同社は、健康なドナーの便に含まれる腸内細菌を患者の腸に移す「腸内細菌叢移植(FMT)」の医療技術や医薬品を開発しており、潰瘍性大腸炎、消化器がんに加えてパーキンソン病を対象とした臨床研究も進めています。

今回の資金はFMT医薬品や医療技術の開発、ドナーからの便の調達、治験薬製造などの体制整備に活用されます。同社は山形県鶴岡市に献便施設を設け、ドナーの募集や検査から便の収集、治験薬製造までをつなぐ仕組みも構築しています。

パーキンソン病では近年、腸内細菌の構成や働きと病気との関連を探る「腸脳相関」の研究が世界的に進んでいます。便から病気の特徴や進行を捉える研究もあり、腸は新たな治療やバイオマーカーを探す重要な研究領域になっています。ただし、腸内細菌に変化があることと、その変化が病気の原因であることは同じではありません。また、FMTがパーキンソン病の症状や進行を改善すると確立された段階でもありません。患者さんにとっては、すぐに受けられる新治療というより、安全性や有効性を臨床研究で確かめている新しいアプローチとして、今後の成果を見守りたい研究分野です。

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出典

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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