DNAに刻まれた「体の年齢」 認知症やフレイルとの関連も
DNAには、私たちの「生物学的な年齢」を推定する手掛かりが刻まれていることが分かってきました。「DNAメチル化時計」と呼ばれる方法では、DNAの特定部分に起こる化学的な変化を調べることで、年齢を高い精度で推定できます。さらに多くの研究から、実年齢よりメチル化時計の年齢が進んでいることが、死亡率や心血管疾患、認知症、フレイルなどと関連することも報告されています。
興味深いのは、この時計が単なる年齢当てにとどまらず、体の老化状態を知る手掛かりになる可能性があることです。パーキンソン病とともに暮らす人にとっても、加齢に伴う筋力低下やフレイル、認知機能の変化は生活の質に関わるため、こうした「生物学的年齢」の研究は今後注目されそうです。
ただし、時計を若返らせれば健康になると証明されたわけではありません。運動や地中海食、カロリー制限、薬剤なども研究されていますが、現時点でメチル化時計を確実に遅らせたり巻き戻したりする方法は見つかっていません。また、DNAメチル化時計が老化の何を測っているのかも完全には解明されていません。若返りをうたう検査やサービスの数字だけに一喜一憂せず、研究の進展を冷静に見ていくことが大切です。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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