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細胞を鉄から守る「ポリアミン」 パーキンソン病研究にも期待

米ホワイトヘッド研究所などの研究チームは、細胞内に豊富に存在する「ポリアミン」が、過剰な鉄から細胞を守る重要な役割を持つことを明らかにしました。ポリアミンにはスペルミンやスペルミジンなどがあり、細胞内の反応性が高い鉄「不安定鉄」と直接結びつき、その働きを抑えながら一時的に保持します。これによって、鉄が活性酸素を生み、細胞膜の脂質を傷つけて起こる「フェロトーシス」という細胞死を防いでいるといいます。研究ではCRISPR-Cas9による遺伝子解析や新しい鉄センサーを使い、ポリアミンが減ると反応性の高い鉄が増えることも確認しました。

今回の成果は細胞レベルの基礎研究であり、パーキンソン病の新しい治療法が見つかったという段階ではありません。ただ、パーキンソン病を含む神経変性疾患では、脳内の鉄の蓄積や酸化ストレス、神経細胞死との関係が長く研究されています。特に一部の若年性パーキンソン病ではポリアミン代謝の異常との関連も報告されており、今回明らかになった「ポリアミンが鉄を安全な状態に保つ」という仕組みは、神経細胞がなぜ傷つきやすくなるのかを考える新たな手掛かりになりそうです。将来、鉄とポリアミンのバランスを調節して神経細胞を守る方法につながるのか、今後の研究が注目されます。

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出典

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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