「生物学的年齢」とは何?5つの老化時計を詳しく分析
同じ年齢でも、体の状態や老化の進み方には個人差があります。そこで研究されているのが、実際の体の状態から老化の進み具合を推定する「生物学的年齢」です。米国の研究チームは、3,227人の血液を分析し、DNAに付く化学的な目印「メチル化」を利用する代表的な5種類のエピジェネティック時計と、遺伝子の働きを比較しました。その結果、5種類の時計は同じ老化現象を測っているわけではなく、エネルギー代謝や細胞の成長、免疫活動、炎症など、それぞれ異なる体内変化と結び付いていました。一方、免疫、代謝、細胞同士の情報伝達には共通した特徴も確認されました。
さらに研究チームは、遺伝子の活動をもとにした新しい指標「TAGS」を開発しました。TAGSは一部の分析で、フレイルや歩行速度、心疾患、糖尿病、肺疾患、死亡リスクなどを従来の老化時計よりよく予測しました。生物学的年齢は「実年齢より何歳若い、老けている」という数字だけが注目されがちですが、大切なのは、その数字が体のどの変化を反映しているかを理解することです。将来、目的に応じた老化指標を使い分けられるようになれば、加齢に伴う体の変化を早く捉え、健康寿命やフレイル予防の研究に役立つ可能性があります。
詳しい内容は元記事をご覧ください
出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
この記事をシェア
パーキンソン病とともに生きる毎日を、
生活のリズムから支えるデジタルコンパニオン
知りたい情報をあつめることから、薬・栄養・活動を「その日の時間」に合わせて整えることまで。患者さんとご家族の毎日を支えます。