中国発の神経動力チップ パーキンソン病診断にも期待
中国の研究チームが、脳の神経活動を高速に計算する新しい半導体チップを開発しました。
北京大学と中国科学院上海微系統・情報技術研究所の共同チームは、相変化メモリスタを使った神経動力学システムチップを発表しました。研究成果は科学誌「Science」に掲載され、従来のGPUに比べて特定の神経動力学計算を大幅に高速化できると報告されています。
従来のコンピューターは、記憶装置と演算装置が分かれているため、大量のデータを何度も移動させる必要がありました。これは脳の神経活動のように複雑で連続的な計算を行う際、大きな時間と電力の負担になります。
今回のチップは「記憶しながら計算する」仕組みを取り入れ、神経ネットワークの重みをチップ内の電気的な状態として表現します。その結果、脳の皮質構造の再現や神経信号の解析などで、より速い計算が可能になったとされています。
記事では、この技術が将来的に認知症、パーキンソン病、脳神経障害の早期検査や手術中の神経ナビゲーション、さらに脳機械インターフェースに応用される可能性が紹介されています。
ただし、これはすぐに患者向け診断装置になる技術ではなく、まずは脳研究や医療AIの基盤技術としての意味が大きい段階です。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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