筋力トレーニングが脳を守る 30年研究が示す効果
脳を守る運動といえば、これまではウォーキングや水泳、サイクリングなどの有酸素運動が中心に語られてきました。しかし、最新の大規模研究では、筋力トレーニングも脳の健康を守る重要な習慣であることが示されました。
2026年6月に「British Journal of Sports Medicine」に掲載された研究では、米国の3つの長期追跡調査をもとに、約15万人を最長30年にわたり分析しました。その結果、筋力トレーニングをまったく行わない人に比べ、週90〜120分行う人は、神経系疾患による死亡リスクが27%低いことがわかりました。
ここでいう神経系疾患には、認知症、アルツハイマー病、パーキンソン病、ALSなどが含まれます。さらに、同じ研究では筋力トレーニングによる心血管疾患死亡リスクの低下は19%で、神経系疾患への効果のほうが大きく示されました。
筋肉は単に体を動かす組織ではなく、収縮時に「筋肉ホルモン」と呼ばれる物質を分泌し、血流を通じて脳にも影響すると考えられています。また、筋力を保つことは転倒や骨折、寝たきりの予防にもつながり、結果として認知機能の低下を防ぐ助けになります。
高齢期の筋力トレーニングは、ジムに通わなくても始められます。水を入れたペットボトルを持ち上げる、椅子から立つ・座る動作を繰り返す、弾力バンドを使うなど、無理のない方法でも十分です。
詳しい内容は元記事をご覧ください
出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
この記事をシェア
パーキンソン病とともに生きる毎日を、
生活のリズムから支えるデジタルコンパニオン
知りたい情報をあつめることから、薬・栄養・活動を「その日の時間」に合わせて整えることまで。患者さんとご家族の毎日を支えます。