AIがパーキンソン病診断支援 米大学が新技術開発
アメリカのバーモント大学(University of Vermont)は、パーキンソン病の診断をより正確かつ迅速に行うためのAIツールを開発したと発表しました。
この技術は査読付き学術誌「Scientific Reports」に掲載され、診察時に集められる患者情報と既存の診断基準を組み合わせ、リアルタイムで診断支援を行う仕組みです。
パーキンソン病は、脳内でドーパミンを作る神経細胞が徐々に減少することで起こり、震えや動作の遅れ、歩行障害、バランス低下などの症状を引き起こします。しかし初期段階では他の病気と症状が似ていることも多く、診断が難しいケースが少なくありません。
研究チームのディーパック・グプタ(Deepak Gupta)准教授は、「AIを活用した診断支援ツールは、診断基準と実際の臨床現場のギャップを埋め、診断精度向上につながる可能性がある」と説明しています。
このAIツールはすでに、枯葉剤「エージェント・オレンジ」への曝露歴がある退役軍人のパーキンソン病患者について、認知機能低下や運動障害が強い傾向を示す研究にも活用されました。
現在、研究チームはさらに、AIを使って認知機能低下の進行を分析する研究にも取り組んでいます。
近年、パーキンソン病ではAI技術を活用した診断研究が世界的に進んでおり、音声解析、歩行解析、眼球運動、脳画像解析など、多様な分野で早期発見を目指す試みが広がっています。
特に早期診断は、将来的な進行抑制治療や生活改善につながる可能性があり、患者や家族にとって大きな希望となりそうです。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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