2か所を同時に超音波治療 パーキンソン病2例で症状改善
米コロラド大学アンシュッツ医療キャンパスで、進行したパーキンソン病患者2人に、脳内の2つの神経回路を同じ日に狙う集束超音波治療が行われました。MRIで位置を確認しながら、振戦に関係するDRTTと、こわばりや動作の遅さなどに関係するPTTを約90分で治療したとしています。女性患者では治療後に振戦が消え、こわばりが約70%減少し、歩行も滑らかになりました。男性患者では振戦とこわばりがなくなり、長く難しかった食器を使った食事ができるようになったと報告されています。
集束超音波は頭を切開せず、超音波を脳の小さな標的へ集中させて組織を熱凝固する治療です。電極などを埋め込むDBSとは仕組みが異なります。今回注目されるのは、異なる症状に関係する2つの標的を一度に治療した点です。ただし報告はわずか2人で、直後の大きな改善だけから一般的な効果を判断することはできません。効果がどの程度続くのか、2か所を同時に治療する場合の長期的な安全性、どの患者に適しているのかについて、さらに検証が必要です。治療を検討する場合は、専門の神経内科医と十分に相談することが重要です。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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