パーキンソン病の治療や介護に関する医療費助成制度や公的支援
パーキンソン病は「指定難病」に該当し、医療費助成や介護サービスなどの支援を受けることができます。病気の進行度に応じて、さまざまな公的支援を活用することが重要です。なお、各制度の対象条件・金額・上限などは、法改正や年度によって変わることがあります。最新の正確な情報は、必ず各窓口や公式サイトでご確認ください。
✓監修 池中 建介・大阪大学 神経内科学講座特定医療費(指定難病)助成制度
パーキンソン病は「指定難病」の対象で、医療費助成を受けることができます。一定の条件を満たせば、自己負担額が軽減されます。
- ホーン・ヤール重症度分類3度以上で、生活機能障害度2度以上などの条件を満たす方が対象です。
- 医療費が一定額以上かかっている場合など、重症度以外の条件で対象となることもあります(軽症高額該当など)。
ホーン・ヤール重症度3度以上などの条件があるため、ご自身が該当するかは指定医にご相談ください。
高額療養費制度
1ヶ月の医療費が一定額を超えた場合、その超過分が払い戻される制度です。パーキンソン病の治療費が高額になる場合に活用できます。
事前に「限度額適用認定証」を申請しておけば、病院窓口での支払いが軽減されます。
障害者医療費助成制度
パーキンソン病の症状が進行し、障害者手帳を取得した場合、医療費の助成が受けられます。
障害者手帳(身体障害者手帳)を取得すると、医療費の負担軽減だけでなく、福祉サービスも受けやすくなります。
介護保険制度
パーキンソン病が進行し、日常生活に支障が出た場合、介護保険サービスが利用できます。
- 訪問介護(ヘルパー派遣) → 食事や着替えのサポート
- デイサービス(通所介護) → リハビリやレクリエーション
- 訪問リハビリ → 理学療法士による自宅でのリハビリ
- 福祉用具のレンタル・購入補助(手すり、歩行器、車いすなど)
- 住宅改修費の補助(手すり設置、段差解消など)
介護保険は通常65歳以降が対象ですが、パーキンソン病は40歳以上65歳未満でも対象になる場合があるので、相談してみましょう。
障害者手帳(身体障害者手帳)の取得
パーキンソン病の症状が進行し、歩行や日常生活に支障が出た場合、身体障害者手帳を取得できます。
- 医療費助成(障害者医療費助成制度)
- タクシー・バス・電車の運賃割引
- 公共施設の利用料減免
- 障害年金の受給資格(2級以上)
手帳を取得すると生活の面で受けられる支援が広がるので、症状が進んだら申請を検討しましょう。
障害年金
働くことが難しくなった場合、「障害年金」を受給できる可能性があります。
仕事を続けることが難しくなったら、早めにご相談ください。
どの制度が使えるか分からないとき
「どの制度が利用できるのか分からない」場合は、市区町村の福祉課や難病相談支援センターに相談するとスムーズです。
パーキンソン病の治療や介護に関する公的支援には、次のようなものがあります。
医療費助成
- 特定医療費(指定難病)助成制度:ヤール重症度3度以上などの条件で申請可能
- 高額療養費制度:1ヶ月の医療費が一定額を超えたら払い戻し
- 障害者医療費助成制度:身体障害者手帳を取得すると助成あり
介護支援
- 介護保険制度:訪問介護、デイサービス、住宅改修など
- 身体障害者手帳:移動支援・医療費補助・交通費割引など
経済的支援
- 障害年金:仕事が難しくなったら申請を検討
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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