表情やまばたきにも変化 ドーパミン低下で現れる顔のサイン
ドーパミンは、体の動きや意欲、学習などに関わる神経伝達物質です。パーキンソン病では、黒質から線条体へつながる神経回路のドーパミンが減少し、動作の遅さや筋肉のこわばり、ふるえなどが現れます。その変化は顔にも表れることがあり、代表的なのが表情の動きが少なくなる「仮面様顔貌」です。これは感情そのものが失われた状態ではありません。このほか、まばたきの減少、皮脂が増えて顔が脂っぽくなる変化、飲み込む回数の減少によるよだれ、まぶたが開けにくくなる症状などがみられる場合があります。
患者や家族が知っておきたいのは、顔つきだけからドーパミンの量や病気を判断することはできないという点です。また、パーキンソン病の治療中には、薬がよく効いている時間帯に口元や手足が勝手に動く「ピークドーズジスキネジア」が現れることもあります。その場合も薬を自己判断で減らしたり中止したりせず、主治医に相談することが重要です。表情やまばたき、口元などの変化は本人より家族が先に気づく場合もあります。気になる変化が続くときは記録しておき、診察時に伝えることが治療調整の手がかりになります。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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