クリーニング店の近くでパーキンソン病リスク上昇の可能性
米国の研究チームが、67歳以上のメディケア受益者を対象に、ドライクリーニング店との居住距離とパーキンソン病との関連を調べました。患者18万982人と対照1884万8268人を解析したところ、店舗から約152m以内に住む人は、4~5マイル離れた人に比べ、パーキンソン病であるオッズが14%高い結果でした。歩行障害を伴うタイプでは、約161m以内で23%高い関連が確認されました。研究者は、過去にドライクリーニングで使われたTCEやPCEなどの溶剤が土壌や地下水に長く残る可能性に注目しています。
今回の結果は「近くに住めばパーキンソン病になる」という意味ではありません。研究は居住地と病気の関連を示した観察研究で、個人の実際の溶剤曝露量を測定したものではなく、直接の因果関係も証明していません。一方、環境中の化学物質とパーキンソン病の関係を考えるうえで、生活圏の過去の土地利用や地下水汚染まで視野に入れる重要性を示すデータです。患者や家族にとっては過度に不安になるより、今後の研究や地域の環境情報を冷静に確認する材料の一つとして受け止めることが大切です。
詳しい内容は元記事をご覧ください
出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
この記事をシェア
パーキンソン病とともに生きる毎日を、
生活のリズムから支えるデジタルコンパニオン
知りたい情報をあつめることから、薬・栄養・活動を「その日の時間」に合わせて整えることまで。患者さんとご家族の毎日を支えます。