ホヤの成分で脳の老化改善?マウス研究から見えた可能性
日本でも食材として知られるホヤに多く含まれる「プラズマローゲン」という脂質が、脳の老化に関係する可能性が紹介されました。研究チームは老齢マウスの食事にプラズマローゲンを加え、学習や記憶、脳内の変化を調べました。なお、ScienceDailyの記事は2026年掲載ですが、紹介されている研究論文自体は2022年に発表されたものです。
プラズマローゲンを摂取した老齢マウスは、水迷路を使った実験で学習・記憶能力が改善しました。脳を調べると、神経細胞同士の情報伝達を担うシナプスが増え、状態も改善していたほか、脳内の炎症が減少していました。毛が太く黒くなるといった身体的な変化も報告されています。
プラズマローゲンは人の脳や心臓などにも存在する細胞膜の重要な成分で、加齢とともに減少する傾向があります。パーキンソン病やアルツハイマー病などでも低下が報告されているため、神経変性との関係は興味深い研究テーマです。しかし、低下していることと、サプリメントで補えば病気を予防・治療できることは別の問題です。
今回確認されたのはマウスでの変化で、人がホヤを食べたりプラズマローゲンのサプリメントを摂取したりすれば、脳が若返ると証明されたわけではありません。パーキンソン病への治療効果も確認されていないため、現在の治療の代わりに用いるものではなく、人での安全性や有効性を確かめる研究が必要です。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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