PDニュース 新着

肺疾患の新薬候補に「生物学的年齢」低下の可能性

肺線維症の治療薬として開発されているレンタサーチブ(rentosertib)に、生物学的年齢を示す指標を低下させる可能性が報告されました。Insilicoと研究機関のチームが、肺線維症患者を対象に行われた臨床試験の血液試料を改めて解析したもので、9月7日にNature Biotechnologyで発表されました。

解析では、薬を投与された42人について、血液中の分子を使った6種類の「老化時計」を調べました。その結果、複数の指標で生物学的年齢が低く推定され、開発企業は平均的に3~4年、最大で6年ほど若い方向への変化がみられたと説明しています。ただし、これは暦年齢そのものが若返ったことや寿命が延びたことを意味しません。

特に重要なのは、対象が健康な人ではなく、重い肺疾患を抱える少人数の患者だった点です。病気の状態が改善したことで老化関連の血液指標が変化した可能性もあり、「老化を逆転させる薬」と判断するには人での長期的な研究が必要です。健康な人に投与した場合の効果や安全性も分かっていません。

開発企業はAIを利用した創薬を進め、パーキンソン病などの慢性疾患についても研究しています。しかし今回の研究はパーキンソン病患者を対象としたものではなく、予防や治療効果を示す結果でもありません。一方、健康寿命を支える薬をどう科学的に評価するかという新しい研究の方向性として注目されます。

詳しい内容は元記事をご覧ください

出典

  • USA TODAY (ケン・オールタッカー(Ken Alltucker) / 2026-09-10)

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

この記事をシェア

パーキンソン病とともに生きる毎日を、
生活のリズムから支えるデジタルコンパニオン

知りたい情報をあつめることから、薬・栄養・活動を「その日の時間」に合わせて整えることまで。患者さんとご家族の毎日を支えます。

App Store Google Play
診断されたばかりの方へ 診断されたばかりの方はこちら。見通し・治療・制度の情報を、読む順にご案内します。