新薬タバパドン、早期パーキンソン病の運動症状を改善
早期パーキンソン病の新しい治療薬候補「タバパドン(tavapadon)」の第3相臨床試験TEMPO-2で、運動症状などをプラセボより改善する結果が報告されました。試験は13カ国75施設で行われ、診断から3年以内で、ドパミン系治療をほとんど受けていない40~80歳の304人が参加しました。
参加者はタバパドン5~15mgを服用する群とプラセボ群に分けられ、27週間追跡されました。26週時点で、日常生活の運動面と運動機能を評価するMDS-UPDRS Part II・IIIの合計スコアは、タバパドン群で10.3点改善したのに対し、プラセボ群では1.2点の改善で、群間差は9.1点でした。患者自身による全般的な改善評価でもタバパドン群が良好でした。
一方、安全性には注意が必要です。有害事象はタバパドン群の76%、プラセボ群の55%で報告され、治療中止に至った割合はそれぞれ24%と4%でした。タバパドン群では吐き気30%、頭痛17%、めまい16%などがみられ、幻覚、眠気、起立性低血圧、衝動制御障害なども報告されています。立った状態での血圧低下もプラセボより大きくなりました。
今回の結果は、タバパドンが早期パーキンソン病の症状を管理する新たな選択肢になる可能性を示しています。ただし27週間という比較的短い試験のため、長期間服用した場合の安全性や効果についてはまだ十分に分かっていません。現在進行中のTEMPO-4延長試験で、より長期のデータが検証されています。新薬の評価では症状改善の大きさだけでなく、副作用とのバランスを確認することが重要です。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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