ドーパミンのつながり再建へ PD新薬研究をJSTが支援
科学技術振興機構(JST)が、大学発の技術を世界で事業化することを支援する「ディープテック・スタートアップ国際展開プログラム」の新規採択課題を発表しました。40件の応募から3件が選ばれ、その一つに慶應義塾大学などが取り組むパーキンソン病の新薬開発が入りました。
研究テーマは「ドーパミンシナプス再建による運動機能回復と病勢進行抑制を目指すパーキンソン病治療薬の開発」です。パーキンソン病では、ドーパミンを作る神経細胞が減少し、脳内で情報を伝える仕組みが損なわれていきます。今回の研究は、その神経のつながりであるシナプスの再建に着目し、運動機能の回復だけでなく、病気の進行を抑える治療を目指しています。
採択されたプロジェクトには、研究開発費として原則3億円程度、正当な理由がある場合には最大5億円が支援されます。研究期間は最長で2029年9月末までの約3年間で、研究成果を将来の事業や世界市場へつなげる取り組みも進められます。
患者や家族にとって注目されるのは、現在の症状を和らげるだけでなく、失われた神経の働きを回復させ、病気の進行そのものに働きかける治療を目標としている点です。ただし、今回は研究開発プロジェクトへの資金支援が決まった段階で、新薬の有効性や安全性が人で確認されたというニュースではありません。どのような薬を開発し、臨床試験へ進めるのか、今後の成果を慎重に見守る必要があります。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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