ラスカー賞に柳沢教授とフォックス氏 睡眠とPD支援を評価
米国で最も権威ある医学賞の一つ「ラスカー賞」の受賞者が9月9日に発表されました。基礎医学部門では、睡眠と覚醒の仕組みを解明した筑波大学の柳沢正史教授と、米スタンフォード大学のエマニュエル・ミニョー(Emmanuel Mignot)教授が選ばれました。
柳沢教授は1998年、神経伝達物質「オレキシン」と睡眠・覚醒の関係を明らかにしました。ミニョー教授も遺伝性ナルコレプシーの研究からオレキシン受容体にたどり着き、両氏の成果は不眠症やナルコレプシーの治療薬開発につながりました。睡眠障害はパーキンソン病でも重要な非運動症状であり、睡眠を制御する脳の仕組みを理解する研究は患者の生活の質を考えるうえでも関心の高い分野です。
さらに公共奉仕部門では、俳優マイケル・J・フォックス(Michael J. Fox)氏が選ばれました。フォックス氏は1998年にパーキンソン病を公表した後、研究を支援する基金を設立し、患者の声を社会へ届けながら、研究資金の拡大や治療法開発を長年後押ししてきました。
今回の受賞は、基礎研究によって病気の仕組みを明らかにすることと、研究を支える社会的な活動の両方が医療の進歩に欠かせないことを示しています。パーキンソン病の治療そのものへの新しい成果を発表したニュースではありませんが、睡眠研究とパーキンソン病研究支援が同じラスカー賞で評価されたことは、患者や家族にとっても研究の広がりを感じられる明るい話題です。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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