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歩く速さの低下は脳の健康サイン?認知症との関係を研究

歩く速度が遅くなったり、歩き方が不安定になったりする変化は、脳や身体の健康状態を知る手がかりになる可能性があります。東京都健康長寿医療センター研究所とカナダのウエスタン大学による共同研究チームが、歩行機能の低下とアルツハイマー病などの認知症との関係について、これまでの研究を整理しました。

過去の研究では、歩行機能が低下した高齢者は認知症を発症するリスクが1.2~2.3倍高いとの報告があります。また、歩行機能の低下と、アミロイドβやタウの蓄積、海馬の萎縮などが関連する可能性も示されています。ただし、歩き方だけからアルツハイマー病を診断できるほどの科学的根拠はありません。

特に注意したいのは、歩行の変化には多くの原因があることです。パーキンソン病やレビー小体型認知症、脳血管障害、フレイル、筋力低下、関節疾患などでも歩行機能は低下します。そのため「歩くのが遅くなったから認知症」と考えるのではなく、認知機能や身体機能、生活習慣、血管の状態などを総合的に確認する必要があります。

患者や家族にとっては、日頃の歩き方の変化に気づくことが健康管理の一つになります。以前より歩幅が小さくなった、歩く速度が落ちた、ふらつきが増えたといった変化が続く場合には、年齢だけの問題と決めつけず専門家へ相談することが大切です。また研究チームは、高齢になってからだけでなく、若い時期から身体活動や生活習慣、血管リスクなどを意識することが、将来の脳と身体の健康を支えるとしています。

詳しい内容は元記事をご覧ください

出典

  • GemMed (GemMed編集部 / 2026-08-28)

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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