図形を描いてパーキンソン病を識別 AIで最高98.95%
インドの研究チームが、図形を描く際の手の動きをAIで分析し、パーキンソン病を識別する新しい手法を報告しました。研究にはブラジルのボツカツ医科大学で収集された「NewHandPD」というデータセットを使用。パーキンソン病患者31人と健康な35人が、センサー付きスマートペンで、らせんや角張った蛇行型の図形を描いたデータを解析しました。
AIは完成した図形だけでなく、ペンが記録した手の動きも組み合わせて分析します。これにより、指先の運動制御や手の協調性など、見た目だけでは分かりにくい特徴も捉えます。その結果、らせんでは97.74%、蛇行型では98.95%の精度で、患者と健康な人を識別できたと報告されています。
パーキンソン病では震えだけでなく、文字が次第に小さくなる「小字症」など、細かな手の動きにも変化が現れることがあります。こうした日常的な動作をデジタルデータとして捉えられれば、将来は体への負担が少なく、低コストで利用できるスクリーニング方法につながる可能性があります。遠隔地など、専門医へのアクセスが難しい場所での活用も期待されます。
一方、今回の研究対象は66人と少なく、「約99%」という数字がそのまま一般の患者にも当てはまるとは限りません。より大規模で多様な集団による検証が必要で、現段階では診断を確定する検査ではなく、将来の診断支援につながる初期研究として見ることが重要です。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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