文字を書くだけでパーキンソン病を検知 AIペンで最高91%
順天堂大学、筆記具メーカーのゼブラ、AI技術を手がけるアラヤの共同研究チームが、文字を書く動作からパーキンソン病の特徴を捉える研究成果を発表しました。パーキンソン病患者50人と健康な50人がセンサー付きのペンを使って15種類の筆記・描画課題を行い、そのデータをAIで解析したところ、課題によっては最高91%の精度で両者を識別できました。
研究では一つ一つの筆記動作を、書き始め、安定して書いている時間、書き終わりの3段階に分けて分析しました。その結果、筆圧とペンの角度が重要な特徴として浮かび、とくにペンを紙から離す直前の「力を抜く動作」に違いが表れました。「2本の平行線の間に文章を書く」課題では91%の識別精度に達したとしています。
普段の生活に近い「書く」という動作から病気の特徴を客観的な数値として捉えられることは、この研究の大きなポイントです。将来、診察を補助するデジタルバイオマーカーとして利用できれば、専門医による診察と組み合わせて患者の状態をより詳しく把握できる可能性があります。さらに筆圧や角度を本人へリアルタイムに知らせ、リハビリへ応用する構想も示されています。
ただし研究対象は100人で、91%という数字だけで診断できる段階ではありません。より多くの患者で再現性を確かめる必要があります。それでも、身近な筆記動作を診断支援やリハビリにつなげる発想は、患者の負担が少ない新しい技術として今後が注目されます。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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