iPS細胞20年、山中教授が語る実用化への次の課題
京都大学の山中伸弥教授がiPS細胞の作製を発表してから20年を迎えました。大きな節目となったのが2026年3月です。iPS細胞から作った細胞を利用するパーキンソン病治療用の「アムシェプリ」と、心臓病治療用の「リハート」が条件・期限付きで承認され、世界で初めて実用化が決まりました。一方、iPS細胞由来の細胞を人に投与する臨床計画の数では米国や中国が優勢になっています。
山中教授は、米国では民間投資、中国では国家による支援が非常に大きいと説明し、日本では民間投資と国の支援を組み合わせた研究開発が必要だと指摘しています。さらに国内企業が協力し、さまざまな国や地域の患者が参加する国際共同治験を進める重要性も訴えました。
パーキンソン病の患者さんや家族にとって、iPS細胞研究が実際の治療へ進んだことは大きな変化です。ただ、承認された「アムシェプリ」は条件・期限付き承認であり、これから実際の治療を通じて有効性や安全性に関するデータを積み重ねていく段階でもあります。研究成果をより多くの患者さんへ安定して届けるには、技術だけでなく、資金、製造体制、企業間連携、国際的な治験環境まで整える必要があります。20年間育てられてきた日本発の技術が、世界で広く利用できる治療へ成長するか、これからの取り組みが重要になります。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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