たんぱく質を減らすと健康寿命は延びる?新研究が示す可能性
近年は筋肉量維持のため、たんぱく質を多く摂ることが推奨される場面が増えています。一方で、学術誌「Cell Press Blue」に掲載された最新のレビューでは、たんぱく質全体、あるいは特定の必須アミノ酸を適度に制限することが、健康寿命の延伸や老化の抑制につながる可能性が示されました。
研究チームは350本以上の動物実験や臨床研究を分析し、イソロイシンやメチオニンなどの摂取を控えることで、FGF21というホルモンが増加し、代謝改善や脂肪減少、インスリン調節に良い影響を与える可能性があることを確認しました。また、細胞内で不要な物質を除去するオートファジーが活性化し、老化細胞や酸化ストレスが減少し、ミトコンドリア機能も改善する可能性が示されました。
一方で、研究者は「たんぱく質を減らせばよい」という意味ではないと強調しています。65歳以上では筋肉量や筋力の低下、フレイル予防のため十分なたんぱく質摂取が重要であり、過度な制限はかえって健康を損なう恐れがあります。また、植物性たんぱく質の方が動物性たんぱく質より健康的な加齢と関連する可能性も報告されていますが、人での長期研究はまだ十分ではありません。
専門家は、健康寿命を延ばすには年齢や運動量、持病に応じて適切なたんぱく質量を選ぶことが重要であり、自己判断で食事を大きく変えるのではなく、医師や管理栄養士と相談しながら個別に調整することを勧めています。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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