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TCE汚染がパーキンソン病リスクを高める可能性

パーキンソン病は、脳内でドーパミンを作る神経細胞が徐々に失われることで発症する進行性の神経変性疾患です。発症には遺伝だけでなく、生活環境や化学物質への曝露も関係していると考えられています。

ロチェスター大学などの研究グループは、工業用溶剤として長年使用されてきたトリクロロエチレン(TCE)が、パーキンソン病の発症リスクを高める可能性があるとするレビュー研究を「Journal of Parkinson's Disease」に発表しました。研究では、これまでの科学的報告とTCE曝露後にパーキンソン病を発症した7例を詳しく分析し、TCEに曝露した人は曝露していない人に比べて約5倍発症しやすい可能性が示されました。

TCEは金属部品の洗浄やドライクリーニング、過去にはコーヒーのカフェイン除去などにも利用されていました。現在では使用量は減っていますが、土壌や地下水に残留し、汚染された水や建物内に入り込んだ空気を通じて知らないうちに曝露する可能性があるとされています。

研究者らは、TCEによる曝露は環境規制の強化や汚染地域の浄化、水質管理などによって防ぐことが可能だと指摘しています。一方で、発症との因果関係をより明確にするためには、さらに大規模な研究が必要としています。

今回の研究は、パーキンソン病の予防を考えるうえで、遺伝だけでなく環境要因にも目を向ける重要性を改めて示す内容となっています。

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出典

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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