進行したパーキンソン病でも食事を楽しむための工夫
パーキンソン病が進行すると、食事は楽しみである一方、手の震えや動作の遅れ、筋肉のこわばり、飲み込みにくさなどにより、大きな負担になることがあります。Everyday Healthでは、神経内科医クリスティン・スタール(Christine Stahl)医師の解説をもとに、食事を続けやすくするための工夫を紹介しています。
手の震えや細かな動作の低下がある場合は、薬が最もよく効いている時間帯に食事をすると食べやすくなることがあります。また、柄が太く握りやすいスプーンやフォークなどの自助具を使うことで、自分で食べ続けやすくなる可能性があります。
病気が進むと嚥下障害(飲み込みにくさ)が現れることがあり、言語聴覚士による嚥下評価や嚥下リハビリが勧められます。食材を小さく切る、とろみを付ける、ペースト状にする、栄養価の高いスムージーを利用するなど、食べ方を工夫することで誤嚥の予防にもつながります。
嗅覚や味覚の低下によって食欲が落ちる人には、香辛料や香りのよい調味料を活用して食事の満足感を高める方法も紹介されています。また、レボドパは一部の患者では高たんぱく食や鉄剤と一緒に摂ると吸収が低下する場合があるため、薬の効き方に影響がある人では服薬時間やたんぱく質を摂るタイミングを主治医と相談することが勧められています。
さらに、便秘はパーキンソン病でよくみられる症状の一つです。野菜や果物、全粒穀物など食物繊維を十分に摂り、地中海式のバランスの良い食事を心がけることが基本となります。症状が強い場合は市販薬や処方薬、消化器専門医の診察が必要になることもあります。
食事は栄養補給だけでなく生活の楽しみでもあります。症状に合わせた工夫や専門職の支援を受けることで、安全に食べる力を維持し、生活の質を保つことにつながります。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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