大麻は睡眠中の脳に何をもたらすのか
大麻に含まれる成分THCは、眠りにつくまでの時間を短くする可能性がある一方で、睡眠中の脳の働きにも影響を与えることが分かってきました。近年の研究では、THCが夢を見るレム睡眠を減らすことで、夢を見る回数や内容を思い出す機会が少なくなる可能性が示されています。一方、CBDについては睡眠を直接改善する明確な証拠は限られており、不安の軽減を通じて間接的に役立つ可能性があると考えられています。
興味深いことに、大麻を長期間使用していた人が使用をやめると、レム睡眠が急激に増える「レムリバウンド」が起こり、非常に鮮明な夢や悪夢を見ることがあります。研究者は、脳のエンドカンナビノイド系がTHCに適応した後、使用中止によって一時的に睡眠の調節機能が乱れることが背景にあると考えています。
一方で、多くの利用者は「よく眠れた」と感じるものの、睡眠中の脳波などを客観的に測定すると、睡眠の質は必ずしも改善していないという報告もあります。睡眠障害はパーキンソン病でも重要な症状の一つですが、睡眠改善を目的に大麻を利用する場合は、短期的な効果だけでなく長期的な脳や睡眠への影響についても十分な研究が必要です。自己判断で使用せず、睡眠の悩みは医療機関へ相談することが勧められます。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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