青島市立医院、高機能DBSでパーキンソン病治療を実施
中国・青島市立医院は、進行期パーキンソン病の78歳男性に対し、両側脳深部刺激療法(Deep Brain Stimulation:DBS)を実施したと発表しました。患者は約10年前にパーキンソン病と診断され、当初は薬物治療で症状をコントロールできていましたが、病気の進行とともに薬効の持続時間が短くなり、「オン・オフ現象」や歩行困難、寝返りができない、顎の震えによる会話や食事の困難などが現れていました。病期はHoehn-Yahr分類でステージ4と評価され、DBSの適応と判断されました。
手術では、脳内の標的部位へ電極を正確に留置し、胸部に埋め込んだ刺激装置と接続しました。今回導入されたシステムは、遠隔で刺激設定を変更できるだけでなく、16チャンネルの独立刺激機能と8チャンネルの脳活動記録機能を備えています。脳内の局所電位(LFP)を記録しながら刺激を最適化できる設計で、将来的には脳の状態に応じて刺激を自動調整する「適応型DBS(aDBS)」への発展も期待されています。
患者は術後の経過も良好で、重篤な合併症は認められていません。今後は脳の腫れが落ち着いた段階で装置を起動し、一人ひとりの症状に合わせた刺激条件の調整が行われる予定です。
DBSは薬の効果が不安定になった進行期パーキンソン病に対する標準治療の一つです。近年は、脳活動をリアルタイムで利用して刺激を調整する次世代DBSの研究も進んでおり、より高い治療効果と副作用の軽減が期待されています。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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