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運動はパーキンソン病の進行を遅らせる可能性 新研究が示唆

パーキンソン病では、運動療法が症状の改善に役立つことは広く知られていますが、今回発表された研究では、病気そのものの進行にも良い影響を与える可能性があることが示されました。研究結果は医学誌「PM&R」に掲載されました。

研究では、早期パーキンソン病患者105人を対象に、週2回以上・3か月以上にわたり中〜高強度の有酸素運動を継続している35人、運動習慣の少ない70人、さらに健康な35人を比較しました。歩行やバランス、筋力、心肺機能、認知機能、身体活動量、運動症状と非運動症状などを詳しく評価したところ、運動を継続している患者は、運動習慣の少ない患者よりも身体機能や移動能力、日常生活能力が優れ、非運動症状も少ないことが確認されました。一部の身体機能や認知機能では健康な人に近い成績を示しました。

一方で、この研究は観察研究であり、「運動が病気の進行を遅らせた」と因果関係を証明したものではありません。しかし、これまでの臨床試験でも、高強度のトレッドミル運動を続けた患者では運動症状の悪化が少なかったことが報告されており、今回の結果はそれらを裏付ける内容となっています。

研究者は、運動によって脳への血流改善や炎症の抑制、神経細胞を保護する成長因子の分泌促進、新たな神経回路の形成などが起こる可能性があると考えています。現在の薬物療法は症状を和らげることが目的ですが、運動は薬に頼らない重要な治療の柱として位置付けられつつあります。

現時点では病気の進行を抑える効果は確立されていませんが、早い段階から無理のない範囲で継続的に運動へ取り組むことが、身体機能や生活の質を維持するうえで大きな助けになると考えられます。

詳しい内容は元記事をご覧ください。

出典

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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