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小胞体ストレス応答の第一人者、森和俊氏が名城大へ移籍

世界的な分子生物学者で、ノーベル賞の有力候補として知られる森和俊氏が、京都大学の特別教授を退職し、名城大学薬学部教授に就任しました。森氏は、細胞内で作られた不良なたんぱく質を検知し、修復や分解を促す「小胞体ストレス応答」の仕組みを解明した研究者です。この仕組みは、パーキンソン病や糖尿病など、さまざまな病気の治療や予防につながる可能性があるとして注目されています。

森氏は京都大学で長く研究を続け、ガードナー国際賞やラスカー賞を受賞してきました。しかし定年後は、研究室の運営費や若手研究者の雇用を維持する資金の確保が難しくなったといいます。名城大学では研究室が用意され、若手研究者2人の雇用も約束されたことから、移籍を決断しました。

パーキンソン病では、異常なたんぱく質の蓄積や細胞内の品質管理の乱れが、病気の進行に関わると考えられています。小胞体ストレス応答の研究は、症状を和らげるだけでなく、病気の仕組みに働きかける治療の開発につながる可能性があります。一方で、こうした基礎研究は長い時間と安定した研究環境が必要です。優れた研究者が定年後も研究を続けられる仕組みや、若手研究者が安心して研究を継続できる環境づくりは、将来の医療を支える大切な課題といえます。

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出典

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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