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D+Q老化細胞除去薬 早期長期介入で効果向上

中国・中南大学湘雅医院の李長俊(Li Changjun)教授らの研究チームは、老化細胞除去薬として注目されるダサチニブとケルセチン(D+Q)の効果を詳しく解析した研究成果をNature Agingに発表しました。

研究では、老齢マウスの肝臓、脳、心臓、腎臓、脂肪組織など12種類の組織を対象に解析を実施しました。その結果、D+Q投与によって炎症反応や細胞老化に関連する遺伝子の活動が抑制され、DNA修復や代謝機能に関わる経路が再活性化されることが確認されました。

また、インスリン感受性の改善や糖代謝の正常化、筋力低下の抑制も認められました。さらに単一細胞レベルの解析では、老化した免疫細胞を除去しながら健康な免疫細胞の増殖を促すことで、骨髄や胸腺の機能維持に寄与している可能性が示されました。

脂肪組織でも顕著な変化が見られ、脂質代謝や熱産生機能が改善しました。研究チームは、D+Qが単に老化細胞を除去するだけでなく、免疫系や代謝系全体を再構築する働きを持つ可能性があると考えています。

特に注目されたのは介入時期です。15か月齢から治療を開始したマウスは、18か月齢や20か月齢から開始した群よりも、老化マーカーや炎症関連因子の低下が大きく、長期にわたる早期介入の有効性が示されました。

今回の研究はマウスを対象とした基礎研究であり、人への有効性や安全性はまだ確認されていません。しかし、加齢が大きな危険因子であるパーキンソン病を含む神経変性疾患の予防や進行抑制を考えるうえで、細胞老化への介入という新たな視点を提供する成果として期待されています。

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出典

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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