PDニュース 新着 音声あり · アプリで聴く

アルツハイマー病とパーキンソン病を防ぐ新たな保護タンパク質を発見

米ベイラー医科大学の研究チームは、アルツハイマー病やパーキンソン病の発症に関わる脳内変化を抑える可能性があるタンパク質「チューブリン」の働きを発見しました。この研究成果は学術誌Nature Communicationsに掲載されています。

アルツハイマー病ではタウ蛋白、パーキンソン病ではαシヌクレインという蛋白質が異常に折りたたまれ、脳内で有害な凝集体を形成することが知られています。これらの凝集体は神経細胞を傷つけ、認知機能低下や運動症状につながります。

今回の研究では、チューブリンが細胞内の特殊な液滴状構造の中でタウ蛋白やαシヌクレインと相互作用し、それらを正常な形に保つ役割を果たしていることが明らかになりました。チューブリンが不足すると、両蛋白質は異常凝集を起こしやすくなり、神経細胞の減少も確認されました。

これまでの研究は、できてしまった異常凝集体を除去することに重点が置かれていました。しかし今回の成果は、「壊す」のではなく「正常な状態を維持する」という新しい考え方を示しています。研究者は、チューブリン量を適切に保つことで病気の引き金となる変化を未然に防げる可能性があると考えています。

パーキンソン病の患者さんにとって注目すべき点は、αシヌクレインの異常凝集が起こる前の段階に介入できる可能性が示されたことです。現在は細胞実験段階であり、動物実験や臨床試験が必要ですが、将来の疾患修飾療法につながる可能性があります。

詳しい内容は元記事をご覧ください

出典

  • Newsweek (ダニエラ・グレイ(Daniella Gray) / 2026-06-24)

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

この記事をシェア

パーキンソン病とともに生きる毎日を、
生活のリズムから支えるデジタルコンパニオン

知りたい情報をあつめることから、薬・栄養・活動を「その日の時間」に合わせて整えることまで。患者さんとご家族の毎日を支えます。

App Store Google Play
診断されたばかりの方へ 診断されたばかりの方はこちら。見通し・治療・制度の情報を、読む順にご案内します。