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OIST、習慣を変える脳内物質の働きを解明

沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究チームは、行動の切り替えに関わる脳の仕組みについて興味深い研究結果を発表しました。研究は学術誌「Nature Communications」に掲載され、期待していた結果が得られなかった時に増加する神経伝達物質「アセチルコリン」が、新しい行動を選ぶために重要な役割を果たしていることが示されました。

研究では、マウスに仮想迷路を学習させた後、報酬が得られるルートを突然変更しました。すると、それまで正解だった行動で報酬が得られなくなった際、脳の線条体でアセチルコリンの放出が増加することが確認されました。さらに、この増加が大きいマウスほど、新しい選択肢へ行動を切り替える能力が高いことが分かりました。

一方で、アセチルコリンを放出する神経細胞の働きを抑えると、行動の切り替えが難しくなり、新しいルールに適応するまでにより多くの試行が必要となりました。研究チームは、アセチルコリンが習慣化した行動から抜け出し、新しい状況へ適応するための重要な信号として働いている可能性があると考えています。

この発見は、パーキンソン病にも関係する可能性があります。パーキンソン病ではドーパミンだけでなくアセチルコリンのバランス異常も知られており、行動の柔軟性や認知機能に影響を与えることがあります。今回の研究は動物実験段階ですが、将来的には依存症や強迫性障害だけでなく、パーキンソン病に伴う認知機能障害や行動変化の理解にも役立つ可能性があります。

詳しい内容は元記事をご覧ください

出典

  • GIGAZINE (ギデオン・サポン(Gideon Sapon)、ジェフ・ウィッケンス(Jeff Wickens) / 2026-06-18)

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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