パーキンソン病の尿もれ、リハビリで改善の可能性

昭和医科大学の研究グループは、パーキンソン病に伴う排尿障害に対して、薬や手術を用いないリハビリテーション治療が一定の効果を示す可能性があると発表しました。研究成果は学術誌「European Urology Open Science」に掲載されています。

パーキンソン病では運動症状だけでなく、頻尿や尿意切迫感、夜間頻尿、尿もれといった排尿トラブルがみられることがあります。これらは患者のおよそ6割に生じるとされ、睡眠不足や外出への不安につながるなど、日常生活の質を大きく低下させる要因となっています。

今回の研究では、骨盤底筋訓練や経皮的脛骨神経電気刺激などのリハビリテーションを対象に、16件の研究データを解析しました。その結果、尿失禁については、これらの治療を受けた患者で1日あたり約1回少なくなる傾向が確認されました。一方で、強い尿意や生活の質そのものへの影響については研究間で結果が異なり、明確な結論には至りませんでした。

今回の成果は、排尿障害に悩む患者にとって薬物療法や手術以外の選択肢が存在する可能性を示した点で重要です。特に高齢者や副作用を避けたい患者にとっては大きな意味があります。今後は、どのような患者にどの方法が効果的なのかを明らかにし、治療内容の標準化を進めることが期待されています。

排尿の悩みは相談しづらい症状ですが、生活の質に大きく関わる重要な問題です。リハビリテーションによる改善の可能性が示されたことで、患者や家族が前向きに対策を考えるきっかけになるかもしれません。

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出典

  • QLifePro (QLifePro編集部 / 2026-06-09)

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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