中国で加速するパーキンソン病iPS細胞治療の実用化
中国メディア新京報は、中国で進むパーキンソン病向けiPS細胞(hiPSC)再生医療の最新動向について報じました。
記事によると、中国のパーキンソン病患者はすでに500万人を超え、毎年約10万人ずつ増加しているとされています。高齢化だけでなく、若年化傾向も指摘されています。
現在の治療は、薬物療法や脳深部刺激療法(DBS)などによって症状を和らげることが中心ですが、病気そのものの進行を止めることは難しい状況です。
北京協和病院の王含(Wang Han)医師は、「患者が診断される時点で、ドーパミン神経の約半分はすでに失われている」と説明。そのうえで、iPS細胞を使った再生医療は、失われたドーパミン神経を補い、機能回復を目指す新しい治療方向だと紹介しています。
中国では2026年5月、「生物医学新技術臨床研究・臨床転化応用管理条例」が施行され、細胞治療や遺伝子編集技術に対する規制整備が進みました。
また、中国企業「中盛溯源生物科技」のiPS細胞由来ドーパミン神経前駆細胞製剤「NCR201」は、第2相臨床試験へ進んでいます。研究者たちは、パーキンソン病治療が「本当に可能か」から、「どう最適化するか」の段階へ進みつつあると説明しています。
さらに、PARKINやLRRK2などの遺伝子変異に基づいた“個別化医療”の重要性も強調されました。
iPS細胞治療はまだ長期安全性や持続効果など課題もありますが、世界各国で研究競争が加速しており、中国でも大きな国家戦略分野として注目されていることがうかがえる内容でした。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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