除草剤パラコートとパーキンソン病への懸念広がる
アメリカ・フロリダ州のWUFTは、農業用除草剤「パラコート」とパーキンソン病との関係について詳しく報じました。
記事では、オレンジジュースブランド「Florida’s Natural」の元CEO、スティーブ・カルーソ(Steve Caruso)氏の闘病が紹介されています。カルーソ氏は若い頃から柑橘農園で働き、除草剤パラコートを日常的に扱っていました。その後、30代後半でパーキンソン病を発症し、2023年に75歳で亡くなりました。
フロリダ大学の神経内科医マイケル・オークン(Michael Okun)医師は、農業従事者や柑橘研究者の間でパーキンソン病が集中して見られることに注目しています。特にパラコートは、世界各国で規制や禁止が進む一方、アメリカでは現在も条件付きで使用されています。
カリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究では、パラコートを散布した人は、そうでない人に比べてパーキンソン病リスクが約2.5倍高かったと報告されています。ただし、メーカーのシンジェンタ社は「科学的に因果関係は証明されていない」と反論しています。
記事には、防護具を使わず農薬を浴びながら働いていた当時の農園労働者や研究者の証言も登場しました。現在は厳しい安全基準が設けられているものの、「もっと早く危険性を知っていれば」と振り返る声も少なくありません。
パーキンソン病は加齢だけでは説明できない部分があるとされ、近年は環境要因への関心が高まっています。今回の記事は、私たちの食や農業を支える現場と健康問題が密接につながっている可能性を改めて考えさせる内容となっています。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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