「同じ病気ではない」パーキンソン病研究の新視点
ベルギーのVIBとKU Leuvenの研究チームは、パーキンソン病が単一の病気ではなく、複数の異なるタイプに分かれている可能性があるとする研究結果を発表しました。
これまでパーキンソン病は、震えや動作の遅れなど共通した症状を持つ一つの病気として扱われることが一般的でした。しかし研究者たちは、「症状は似ていても、体内で起きている異常は患者ごとに異なるのではないか」と考えています。
研究では、パーキンソン病に関連する24種類の遺伝子変異を持つショウジョウバエを用意し、行動の変化をAIで解析。その結果、病気の特徴が2つの大きな群と5つのサブグループに分けられることがわかりました。
さらに、あるグループで効果があった治療候補が、別のグループでは十分な効果を示さないことも確認されました。研究チームは、「すべての患者に同じ薬を使う時代から、原因に合わせて治療を選ぶ時代へ進む可能性がある」と説明しています。
今回の研究はショウジョウバエ段階であり、まだ人への応用には時間が必要です。ただ、パーキンソン病の治療が“万人向け”ではなく、“一人ひとりに合わせる医療”へ進む可能性を示した点は大きな意味があります。
患者さんや家族にとっても、「他の人と症状や薬の効き方が違うのは自然なことかもしれない」という理解につながる研究と言えそうです。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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