PDは「遠い病気」ではない?最新研究と早期発見
台湾の内科医・呉芮(Wu Rui)医師が、パーキンソン病と私たちの距離について語るコラムを発表しました。
記事では、世界のパーキンソン病患者数が1100万人を超え、中国だけでも約300万人に達していると紹介。さらに、患者の約3割が40〜60代であり、「高齢者だけの病気ではなくなっている」と警鐘を鳴らしています。
特に注目されているのが、早期診断の進歩です。これまでパーキンソン病は、手の震えや動作の遅さなど運動症状が現れてから診断されることが一般的でした。しかし現在は、「αシヌクレイン」という異常タンパク質を脳脊髄液や皮膚、涙液などから検出する研究が進み、発症の10〜20年前から兆候を捉えられる可能性が出てきました。
また、近年は「非運動症状」にも関心が集まっています。嗅覚低下、長引く便秘、睡眠中に大声を出したり体を動かしたりするレム睡眠行動異常などは、運動症状よりかなり早く現れることがあります。
治療面でも新しい動きがあります。記事では、アメリカ神経学会(AAN 2026)で報告された新薬「solengepras」や、中国で進むiPS細胞由来の細胞治療、さらに腸内細菌を利用して体内で左旋多巴を作り出す研究などを紹介しています。
呉医師は、「怖がるだけではなく、小さな体の変化に気づくことが大切」と呼びかけています。
パーキンソン病研究は、症状が出てから治療する時代から、“発症前に気づき、進行を遅らせる”時代へと変わり始めています。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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