自律神経障害がPD前兆の可能性 新研究が示唆
MedPage Todayは、純粋自律神経不全(Pure Autonomic Failure:PAF)が、将来的なパーキンソン病などの神経変性疾患の“前兆”となる可能性を示した研究を報じました。
PAFは、立ち上がった際に血圧が大きく下がる「起立性低血圧」や発汗異常など、自律神経の働きに障害が出る病気です。
今回、イギリス・クイーンメアリー大学ロンドン校などの研究チームは、900人のPAF患者を平均6.4年間追跡した9件の研究を解析しました。
その結果、約30%がパーキンソン病、レビー小体型認知症、多系統萎縮症(MSA)へ進行していたことが分かりました。
進行率は年間およそ5%で、一般人口と比べると極めて高い頻度だとされています。特にMSAは発症初期に進行しやすい傾向がみられました。
研究では、嗅覚低下がパーキンソン病やレビー小体型認知症への移行を予測する重要な手がかりになる可能性も示されています。
専門家は、PAFを単独の病気としてではなく、「中枢性αシヌクレイノパチー」の前駆段階として捉える必要があると指摘しています。
現在、パーキンソン病などの進行を止める治療法はまだ確立されていません。しかし、症状が現れる前の段階で高リスク患者を特定できれば、将来的な早期介入や予防研究につながる可能性があります。
パーキンソン病では、便秘、睡眠時の異常行動、嗅覚低下など、運動症状より前に現れる変化が以前から注目されてきました。今回の研究は、自律神経症状も重要なサインとなり得ることを改めて示しています。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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