腸内環境でわかる?パーキンソン病リスクの最前線
AOLは、腸内環境の変化がパーキンソン病発症前の“危険サイン”になる可能性について、University College London(UCL)の最新研究を紹介しました。
研究では、パーキンソン病患者271人、発症リスクを高める「GBA1遺伝子変異」を持つ無症状者43人、健康な人150人の便サンプルを比較しました。
その結果、患者だけでなく無症状のGBA1変異保有者でも、健康な人とは異なる腸内細菌バランスが確認されました。特に4分の1以上の腸内細菌で量や構成の違いが見られ、症状が出る前から腸内環境に変化が始まっている可能性が示されています。
GBA1遺伝子は細胞内の不要物を処理する“リサイクル機能”に関わる重要な遺伝子です。この働きが乱れると、老廃物が細胞内に蓄積し、神経細胞へのダメージにつながる可能性があると考えられています。
さらに研究チームは、パーキンソン病患者では短鎖脂肪酸を作る善玉菌が減少し、炎症に関係する細菌が増えていることにも注目しています。パーキンソン病では便秘などの消化器症状が診断の10〜20年前から現れるケースもあり、“腸から始まるパーキンソン病”という考え方が強まっています。
ただし研究者は、今回の結果は関連性を示したものであり、「腸内細菌の変化が病気を直接引き起こす」と証明したわけではないと説明しています。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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