老化と炎症を引き起こす免疫細胞の新発見
UCLAの研究チームは、脂肪肝や加齢に伴う炎症の原因となる新たな免疫細胞の異常を発見しました。
通常、マクロファージは体内の不要物を除去する役割を担いますが、一部の細胞が「老化細胞(セネッセント細胞)」へと変化し、炎症を引き起こすことが明らかになりました。これらの細胞は分裂を停止しながらも生き続け、周囲に炎症性シグナルを放出し、組織の機能を低下させます。
研究では、p21とTREM2という2つのタンパク質の組み合わせが、この異常細胞の特徴的な指標であることが判明しました。特に加齢や高コレステロール状態では、こうした細胞が大幅に増加し、慢性的な炎症環境を作り出します。
さらに、老化マクロファージを除去する薬剤(ABT-263)をマウスに投与したところ、脂肪肝の改善や体重減少、炎症の軽減といった効果が確認されました。ただし、この薬は人への応用には副作用の問題があり、今後はより安全な治療法の開発が求められています。
この研究は、老化や慢性疾患の共通メカニズムとして「細胞老化」に注目する新たな視点を提示しており、脂肪肝だけでなくアルツハイマー病や動脈硬化など幅広い疾患への応用が期待されています。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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