「死んだふり」甲虫研究が示すパーキンソン病の手がかり

玉川大学や岡山大学などの共同研究チームは、「死んだふり」を長く続けるコクヌストモドキの系統で、パーキンソン病に似た特徴が見られると発表しました。
擬死時間が長い系統では、脳内のドーパミン量が低く、歩行の異常や、ドーパミン合成・チロシン代謝に関わる遺伝子の発現変化が確認されました。
さらに、ヒトのパーキンソン病関連遺伝子に対応する変異も多く見つかりました。
研究チームは以前から、この甲虫にドーパミンを投与すると運動能力が回復することも確認しており、今回の結果で、行動の進化と神経変性疾患をつなぐ分子基盤の存在がより強く示された形です。
筆者としては、この研究の面白さは、一見すると人の病気とは無関係に見える「死んだふり」という行動が、パーキンソン病の理解につながる点にあります。
病気の研究というと患者さんに近い動物モデルに注目が集まりがちですが、こうした昆虫モデルは仕組みをシンプルに整理できる強みがあ…

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出典

  • AFPBB News (佐々木謙(Ken Sasaki)ほか / 2026-03-31)
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