新しい場所で眠れない理由 覚醒を保つ脳回路を解明

初めての場所に行くと寝つきにくい――ホテルの初日に眠りが浅くなる「初日効果」は、多くの人が経験する現象です。
名古屋大学環境医学研究所の研究グループは、この“新しい環境で覚醒が続く”仕組みを支える脳回路をマウスで解明したと発表しました。
成果は2026年2月3日付で国際学術誌「The Proceedings of the National Academy of Sciences(PNAS)」に掲載されています。
研究チームは、新奇環境に置かれたマウスの脳活動を解析し、拡張扁桃体に属するIPACLという領域で、CRF(コルチコトロピン放出因子)陽性の神経が強く活性化することを突き止めました。
さらに薬理遺伝学や光遺伝学でこの神経を操作したところ、人工的に活性化すると覚醒が促進され、抑制すると新奇環境での覚醒維持が弱まることが分かりました。
鍵となったのは、CRF神経が放出する神経ペプチド「ニューロテン…

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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