淡蒼球β帯域活動がパーキンソン病における抑うつ症状と関連

パーキンソン病(PD)における抑うつ症状の神経基盤を探る研究で、淡蒼球のβ帯域神経活動が重要な指標となる可能性が示された。
本研究は、DBS(脳深部刺激療法)手術を受けたPD患者50人を対象に、手術中に記録された安静時の淡蒼球神経活動を後ろ向きに解析したもの。
抑うつ症状が臨床的に高い患者では、抑うつのない患者と比べてβ帯域(13〜30Hz)の神経振動が有意に高く、さらに年齢、疾患重症度、薬物治療などを補正した後も、βパワーは抑うつの重症度と関連していた。
これまで抑うつと関連づけられてきた視床下核に加え、淡蒼球も精神症状に関与する重要な基底核構造であることを示唆する結果である。
DBSは主に運動症状の改善を目的として用いられてきたが、本研究は、将来的に神経活動パターンを指標として刺激条件を個別最適化し、抑うつなどの非運動症状にも対応できる可能性を示している。

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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